退職給付金は退職前に申請できる?在職中にやるべきことと注意点

退職前に動けるかは給付の種類で決まることを在職中から退職後の時間軸で示した図

退職給付金は1つの制度名ではありません。広告で見かける「退職給付金200万円」なども、金額は人によって異なりますのでご注意ください。

失業保険や傷病手当金などをまとめた通称です。退職前に動けるものと、退職後に申請するものがあります。

辞める前に、やっておくべきことってあるのかな…

編集部

あります。退職前のいま動くかどうかで、受け取れる給付が変わってきます。

結論からお伝えします。

退職前に動けるかは、給付の種類で決まります。

この記事が役立つ人:退職や休職を控え、何から準備すればよいか整理したい方

この記事でわかること

  • 退職前に動ける給付と、退職後に申請する給付の違い
  • 傷病手当金と失業保険で、在職中にやっておくべきこと
  • 申請サポート業者に急いで契約しなくてよい理由
編集部

大切なのは順序です。

まず公的窓口で確認すれば、業者に急いで契約しなくても自分で手続きできます。

では、退職前と退職後で何が違うのか。

まずは『退職給付金』という言葉の正体から整理します。

本記事の情報は2026年8月時点のものです。最新の制度や要件は、各公的機関の公式情報でご確認ください。

目次

退職給付金とは?退職前に申請できる給付の正体

退職給付金は1つの制度名ではなく、失業保険や傷病手当金などの公的給付の総称です。退職前に動けるものと、退職後に申請するものがあります。

「退職給付金」は制度名ではなく総称

まず押さえたいことがあります。

『退職給付金』という名前の公的制度は、存在しません。

編集部

意外に思われるかもしれません。でも、ここがいちばん大事な出発点です。

退職給付金は、複数の公的給付をまとめた通称です。

  • 失業保険(雇用保険の基本手当):退職後にハローワークで受け取る給付
  • 傷病手当金:病気やケガで働けないとき健康保険から受け取る給付
  • 再就職手当:早期に再就職したときに受け取る給付

国民生活センターも、この点を整理しています。

失業時の給付は、失業手当・失業給付・退職給付金などと呼ばれることがある、とされています。

企業の「退職金(退職給付制度)」とは別物です。退職給付金は公的給付の通称、退職金は会社が支払うお金を指します。

申請のタイミングは給付ごとに違う

給付の正体がわかると、次の疑問が出てきます。

「いつ申請すればいいのか」です。

編集部

ここがこの記事の肝です。

給付によって、動くタイミングがまったく違います。

大きく2つに分かれます。

  • 退職前に動くもの:傷病手当金は在職中に要件を整えておく必要があります
  • 退職後に申請するが在職中に準備が効くもの:失業保険は離職票の依頼や受給資格の確認を在職中にできます

運営元は職業訓練校を運営し、年間600名以上のキャリア支援を行っています。

その相談現場で目立つのが、退職前に動けば間に合った、という後悔です。

編集部

退職前のひと手間が、退職後の安心につながります。

傷病手当金と失業保険を例に、「退職前と退職後に申請するものの違い」で時間軸に沿って整理します。

退職給付金で退職前と退職後に申請するものの違い

傷病手当金は在職中から失業保険は退職後に申請する時間軸の違いとリレー受給を示した図

結論から言うと、傷病手当金は在職中から動けますが、失業保険は退職後の申請です。

両者は同時に受け取れず、リレー受給になります。

退職前後の時間軸で整理すると、こうなります。

退職前〜退職後の時間軸

給付在職中退職日退職後
傷病手当金申請できる(待期と労務不能を整える)出勤しないことが重要要件を満たせば継続受給
失業保険離職票の依頼・受給資格を確認申請はまだできないハローワークで申請

同じ「退職前の給付」でも、動くタイミングは正反対です。

結局、両方はもらえないってこと?

編集部

同時には受け取れません。ただ、順番につなげる方法があります。

傷病手当金は在職中から申請できる

まずは傷病手当金から見ていきます。

業務外の病気やケガで連続して働けないとき、健康保険から受け取れる給付です。

傷病手当金は在職中から申請できます。退職を決める前の段階で動けるのが特徴です。

大切なのは、退職前に要件を整えておくことです。

編集部

在職中の動き方が、退職後の受給を左右します。

詳しい条件は「傷病手当金を退職前に申請する条件とタイミング」で整理します。

失業保険は退職後だが準備は在職中

失業保険は逆です。

ハローワークでの申請は、退職後になります。

編集部

ただ、在職中にできる準備があります。

離職票の依頼や、受給資格・概算額の確認です。

在職中に済ませておくと、退職後がスムーズです。

  • 会社へ離職票の発行を依頼しておく
  • 受給資格を満たすか確認しておく
  • 受給額のおおよそを把握しておく

具体的な進め方は「失業保険のために退職前にやっておくこと」でまとめます。

同時には受け取れずリレー受給になる

ここで重要な注意点があります。

傷病手当金と失業保険は、同時には受け取れません。

編集部

性質が真逆だからです。

傷病手当金は働けない人、失業保険は働ける人が対象です。

療養中は、失業保険を受けられません。

そこで使えるのが、受給期間の延長です。

受給期間の延長を忘れると、回復後に失業保険を受けられなくなることがあります。

療養で働けない間に、受給期間を延長しておきます。

回復後に、失業保険へつなげられます(リレー受給)。

編集部

体調を崩しての退職でも、順番を踏めば失業保険につなげられます。

退職後できるだけ早めに、ハローワークで延長の手続きを。

相談現場では、延長を知らずに受け取れなくなった例も見られます。

すでに退職された方も、間に合う手続きがあります。

編集部

受給期間の延長は、退職後でも間に合う手続きです。

退職後の動き方は失業保険のもらい方でまとめています。

同時受給の可否や延長の扱いは状況で異なり、最終的な認定は各窓口が個別に行います。

体調と退職理由を整理すれば、退職前にやることが見えてきます。

まずは傷病手当金から。「傷病手当金を退職前に申請する条件とタイミング」で具体的な条件を確認します。

傷病手当金を退職前に申請する条件とタイミング

傷病手当金を退職後も受け取るための待期・加入1年・退職日に出勤しないの3要件チェックリスト

退職後も傷病手当金を受け取るには、加入1年以上・退職日に休んでいる等の要件があります。退職日に出勤すると継続給付を受けられません。

在職中の傷病手当金は、3つの要件で整理できます。

「待期」「加入期間」「退職日の過ごし方」です。

編集部

とくに退職日の過ごし方は、見落とされがちです。

在職中に待期(連続休業)を完成させる

まずは「待期」です。

仕事を連続して3日間休むと、待期が完成します。

待期の完成後、4日目以降の働けない日が支給対象です。最初の3日間は支給されません。

この「働けない状態」は、医師が判断します。

今までの業務ができない状態かどうかで決まります。

編集部

在職中に待期と労務不能の状態を整えておくことが、出発点になります。

退職後も受け取るには加入1年以上が必要

次は「加入期間」です。

退職後も受け取るには、被保険者期間が1年以上必要です。

退職後の継続給付の主な要件

  • 退職日までに継続して1年以上の被保険者期間がある(任意継続・共済・国保の期間は除く)
  • 退職日に傷病手当金を受けている、または受ける条件を満たしている
  • 退職後も同じ傷病で、医師が労務不能と認めている

これらを満たすと、退職後も残りの期間を受け取れます。

受け取れる期間は、支給開始日から通算1年6か月です。

加入1年未満だと、退職後の継続給付は受けられません。在職中に加入期間を確認しておきましょう。

最新の要件は協会けんぽの公式情報で確認できます。

健保組合に加入している場合は、組合ごとに運用が異なることがあります。

編集部

加入先によって細部が変わるため、最終的な可否は窓口で確認しておくと安心です。

退職日に出勤すると継続給付が受けられない

退職後も傷病手当金を受けるには継続1年以上の加入と退職日に出勤しないことが必要と示す協会けんぽFAQ
引用:よくあるご質問|協会けんぽ

最後は「退職日の過ごし方」です。

ここが、いちばんの落とし穴です。

退職日に出勤すると、退職後の傷病手当金を受けられません。継続給付の要件を満たさなくなるためです。

退職日は、資格喪失日の前日にあたります。

その日に、働けない状態が続いていることが前提です。

編集部

最後の挨拶のつもりで、退職日に出社する。

それだけで継続給付を逃すことがあります。

相談現場でも、この一点でつまずくケースが見られます。

有給や休職をどう組むかは、退職前に決めておきたいところです。

編集部

『退職日に出勤しない』ことを、退職前から意識しておきましょう。

出勤の扱いには判断が伴うため、迷う場合は協会けんぽや健保組合に確認を。

最終的な認定は、各窓口が個別に行います。

傷病手当金の準備が整ったら、失業保険の準備に進みます。

在職中にやることは「失業保険のために退職前にやっておくこと」で整理します。

失業保険のために退職前にやっておくこと

失業保険のために在職中にやる離職票依頼・受給資格確認・受給額把握の3ステップ図

離職票の依頼・受給資格と給付制限の確認・受給額の目安把握を在職中に済ませておくと、退職後の手続きがスムーズです。

失業保険は退職後の申請です。

でも、在職中にやれることが3つあります。

編集部

この3つを先に動かすと、退職後がぐっと楽になります。

離職票の発行を会社に依頼しておく

失業保険の手続きで在職中に証明書などの準備をすると案内するハローワークの公式ページ
引用:ハローワークインターネットサービス – 雇用保険手続きのご案内

1つ目は、離職票の依頼です。

失業保険の申請には、離職票が必要です。

離職票の発行は、会社の義務です。退職前に発行を依頼しておきましょう。

依頼の意思を早めに伝えておくと安心です。

退職後の受け取りも、その分早くなります。

編集部

離職票が届かないと、申請そのものを始められません。

受給条件と給付制限を在職中に確認する

自己都合退職の給付制限を原則2か月から1か月に短縮する厚生労働省の改正概要
引用:厚生労働省

2つ目は、受給条件と給付制限の確認です。

まずは、受給資格から見ます。

失業保険の受給資格(主な目安)

  • 離職日前の2年間に、被保険者期間が通算12か月以上ある
  • 会社都合などの場合は、1年間に通算6か月以上ある

この期間を、在職中に確認しておきます。

次に、給付制限です。

自己都合退職の給付制限は、2026年現在は原則1か月です。2025年4月の改正で、従来の2か月から短縮されました。

ただし、例外もあります。

5年以内に3回以上の自己都合退職は、3か月になります。

編集部

古い記事には「原則2か月」とあることがあります。

2026年現在は『原則1か月』が現行ルールです。

さらに、教育訓練を受けると給付制限が解除されるケースがあります。

所定の教育訓練を受講した場合の取り扱いです。

編集部

当サイトの運営元は、職業訓練校を運営しています。

訓練と給付の組み合わせは、退職前の相談で整理できます。

最新の受給資格や給付制限は、必ず公式情報で確認しましょう。

詳しくはハローワークインターネットサービスや厚生労働省の情報が確実です。

受給額と給付日数の目安を把握する

3つ目は、受給額の目安です。

在職中に把握しておくと、生活設計に役立ちます。

編集部

ざっくりでも金額が見えると、退職後の不安が減ります。

条件を固定して、目安を計算してみます。

受給額の目安(計算例)

条件35歳・勤続10年・月給30万円・自己都合
賃金日額約1万円(月給30万円×6か月÷180)
基本手当日額賃金日額の5〜8割程度が目安
所定給付日数120日(自己都合・勤続10年以上20年未満の一般的なケース)

基本手当日額を仮に6,000円とすると、120日でおおよそ72万円程度です。

あくまで目安で、給付率や上下限で変わります。

賃金日額や基本手当日額には上下限があり、年齢や賃金で変わります。正確な額はハローワークで確認してください。

給付率は、賃金が低いほど高くなる仕組みです。

年齢によっても、上限が変わります。

編集部

数字はあくまで目安として、退職後の生活費を見積もる材料にしてください。

受給額や給付日数の最終的な認定は、ハローワークが個別に行います。

ここまでの手続きは、すべて自分でできます。

業者に頼まなくてよい理由は「退職前後の給付は自分で申請できる」で整理します。

退職前後の給付は自分で申請できる

給付は自分で無料で申請でき業者に頼んでも受給額は増えないことを示した比較表

傷病手当金も失業保険も、自分で無料で申請できます。受給に成功報酬や業者への依頼は必要ありません。

ここまで読んで、こう思った方もいるはずです。

「自分でやるのは難しそう」と。

手続き、自分でできるのかな…

編集部

できます。しかも、無料です。

申請に成功報酬や業者への依頼は必要ない

これらの給付は、本人が無料で申請できます。

窓口はハローワークと健康保険です。

受給に成功報酬や業者への依頼は必要ありません。申請は自分で完結できます。

受給額は、制度上のルールで決まります。

加入期間や賃金、退職理由などで決まる仕組みです。

編集部

「業者に頼むと受給額が増える」。

こうした表現には、制度上の根拠がありません。

国民生活センターの注意喚起でも、同じ整理がされています。

書類の書き方が不安なときは

申請書の書き方に迷う方は、少なくありません。

そんなときは、まず無料の公的窓口に相談できます。

  • ハローワーク:失業保険の手続き・受給資格の相談
  • 協会けんぽや加入する健康保険:傷病手当金の相談

それでも不安なら、社労士などの専門家にも相談できます。

当サイトの運営元でも、退職前後の相談を受け付けています。

編集部

大切なのは、いきなり契約しないこと。

まずは無料の公的窓口から、です。

在職中に動くための退職前チェックリスト

在職中にやることを、チェックリストにまとめます。

退職前チェックリスト

  • 離職票の発行を会社に依頼する
  • 傷病手当金は医師に相談し、待期と労務不能を記録する
  • 健康保険の資格情報(記号番号)を控えておく
  • 受給資格と給付制限を確認する
  • 受給額の目安を把握する

すべてを一度にやる必要はありません。

自分のケースで、優先順位が変わります。

傷病手当金の要件整備が最優先です。

待期・労務不能・加入期間を在職中に整えます。

編集部

自分がどちらに近いかで、最初の一手が決まります。

とはいえ、退職前は業者の広告も目につきます。

契約を急がない理由は「申請サポート業者に依頼する前に知っておきたい注意点」で整理します。

申請サポート業者に依頼する前に知っておきたい注意点

申請サポート業者の危険サインと無料の公的窓口から相談する順番を示した注意図

申請サポート業者には国民生活センターが注意喚起しています。契約を急がず、まず公的窓口や社労士に相談する選択肢を持ちましょう。

退職前後は、申請サポート業者の広告を目にします。

便利そうに見えますが、注意点があります。

編集部

ここは事実ベースで、冷静に見ていきます。

国民生活センターが警告する相談例

退職給付金の申請サポート業者をめぐる相談トラブルを示す国民生活センターの注意喚起
失業保険の給付額等を増やすことができるとうたう申請サポートに注意_国民生活センター

国民生活センターが、注意喚起を公表しています。

2025年12月3日に出された、業界全体への警告です。

特定の業者を名指しした警告ではありません。申請サポートというジャンル全体への注意喚起です。

相談件数も、増えています。

2021年度の42件から、2024年度は217件になりました。

報告された主なトラブル(3つ)

  • 依頼しても、受給額が増えなかった
  • 解約を申し出たら、高額な違約金を請求された
  • 症状がないのに、指定クリニックでの受診・診断書取得を指示された

3つ目は、特に注意が必要です。

不正受給を促すかのような誘導だからです。

不正受給が認定されると、返還命令や刑事罰の対象になることがあります。不自然な指示があれば、手続きを中止してください。

編集部

「症状がなくても診断書は取れる」。

こうした誘導には、絶対にのらないでください。

すべての業者が悪質というわけではありません。

ただ、悪質な業者が一定数いるため、見極めが必要です。

編集部

大事なのは、業者を一律に疑うことではありません。

見極める目を持つことです。

詳しい内容は国民生活センターの注意喚起で確認できます。

信頼できる相談先の見極め方

では、どう見極めればよいのか。

順番に整理します。

相談先を選ぶときの3つの視点

  • まず無料の公的窓口(ハローワーク・協会けんぽ)に相談する
  • 専門家なら社労士など、運営者情報・契約条件・料金体系が明確か確認する
  • 契約を急かす広告には、いったん保留して情報を確認する

公的窓口は無料で、まず相談できます。

有料の業者を検討するのは、その後でも遅くありません。

退職前の不安につけ込む広告に、急かされないことが大切です。

契約条件や解約条件は、契約前に必ず確認します。

トラブルになったら、消費生活センター(188)にも相談できます。

編集部

迷ったら、まず無料の窓口。これが基本の順番です。

業者の見極め方は退職給付金の申請サポートは怪しい?でも整理しています。

注意点を押さえたら、あとは自分のケースで動くだけです。

今日からできることは「退職前に動くために今日から確認したいこと」でまとめます。

退職前に動くために今日から確認したいこと

体調と退職理由の2軸で退職前に着手することを振り分ける独自判断マトリクス

自分のケースを整理し、公的窓口への相談準備を整えれば、退職前にやるべきことが明確になります。今日から動けます。

ここまでの内容を、行動に移す番です。

むずかしく考える必要はありません。

編集部

今日できることから、1つずつ進めれば大丈夫です。

自分のケースを整理する

まず、自分のケースを整理します。

体調と退職理由で、やることが変わります。

ケース別・退職前に着手すること

あなたのケース退職前に着手すること
体調不良で辞める傷病手当金の要件整備(待期・労務不能・加入期間)
健康な状態で辞める失業保険の準備(離職票・受給資格・給付制限)
自己都合で辞める給付制限の確認と、教育訓練での解除をチェック
会社都合などで辞める受給資格(1年で6か月など)を確認

複数に当てはまる場合もあります。

その場合は、両方を並行して進めます。

編集部

自分に近いケースから手をつければ、迷いません。

公的窓口への相談を準備する

次に、相談の準備です。

一次的な相談先は、公的窓口です。

相談までの流れ

STEP
手元の情報をそろえる

離職予定日・健康保険の記号番号・賃金の概算をメモしておきます。

STEP
一次的な窓口に相談する

失業保険はハローワーク、傷病手当金は協会けんぽや加入する健康保険へ。

STEP
次のキャリアにつなぐ

職業訓練を活用すると、給付制限の解除や給付日数の延長につながるケースがあります。

公的窓口は、無料で相談できます。

まずここから始めれば、遠回りになりません。

退職はゴールではなく、次のキャリアの起点です。

当サイトの運営元は、職業訓練校を運営する支援機関です。

職業訓練・スキルアップ・転職の相談も受け付けています。

編集部

給付の手続きと、次のキャリア。

両方をセットで考えると、動きやすくなります。

あわせて読みたい

やることが整理できたら、あとは1つずつ進めるだけです。

受給の可否や金額の最終的な認定は、各窓口が個別に行います。

編集部

退職前のいま動けば、退職後の不安はぐっと減ります。

今日から動けます。

退職給付金の申請に関するよくある質問

退職前後の給付について、よくある質問をまとめます。

退職給付金は退職前に申請できますか?

退職給付金は通称で、中身は給付ごとに異なります。傷病手当金は在職中から、失業保険は退職後の申請です。違いは「退職前と退職後に申請するものの違い」で整理しています。

傷病手当金は在職中から申請できますか?

はい、在職中から申請できます。退職後も受け取るには、退職日までに継続1年以上の被保険者期間があるなどの要件を満たす必要があります。最終的な可否は加入先の健康保険でご確認ください。

退職前に申請しても会社にバレませんか?

傷病手当金の申請書には、会社が記入する証明欄がある場合があります。そのため「絶対にバレない」とは言い切れません。進め方に不安があれば、加入する健康保険の窓口に相談できます。

退職日に出勤すると給付に影響しますか?

影響します。退職日に出勤すると、傷病手当金の継続給付の要件を満たさなくなります。詳しくは「退職日に出勤すると継続給付が受けられない」で解説しています。

傷病手当金と失業保険は同時にもらえますか?

同時には受け取れません。療養中は失業保険を受けられないため、退職後に受給期間の延長を申請しておくと、回復後に失業保険へつなげられます。詳しくは「同時には受け取れずリレー受給になる」をご覧ください。

申請サポート業者に頼まないともらえませんか?

業者に頼まなくても、本人が無料で申請できます。受給額は加入期間や賃金などで決まり、業者の関与で大幅に増えるという表現に根拠はありません。詳しくは「申請に成功報酬や業者への依頼は必要ない」で整理しています。

本記事は一般的な制度の解説です。受給の可否や金額の最終的な認定は、ハローワークや加入する健康保険などの各窓口が個別に行います。

本記事の情報は2026年6月時点のものです。最新の制度や要件は、各公的機関の公式情報でご確認ください。

雇用保険シミュレーター(社労士監修)

失業手当 × 職業訓練 延長給付シミュレーター

職業訓練を受けると、失業手当(雇用保険の基本手当)の受給がどのくらい延び、どのような手当が受けられるのか。年齢・賃金・被保険者期間・離職理由と訓練の予定から、受給イメージの目安を試算します。

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離職理由

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年齢と月額賃金を入力すると、受給額の目安を表示します。

表示される金額・日数は、いずれも概算の目安です。実際の受給額・給付日数や訓練延長給付の可否は、離職理由の認定や受講指示の有無などをもとに、ハローワークが個別に判断します。正確な金額は、雇用保険受給資格者証、またはお近くのハローワークでご確認ください。

本ツールは、令和7年8月1日時点の賃金日額・基本手当日額(厚生労働省)にもとづいて試算しています。制度改正により数値が変わる場合があります。

入力いただいた内容は、この画面の中だけで計算に使われます。外部への送信や保存は行いません。

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この記事を書いた人

ソフィアワークラボ編集部のアバター ソフィアワークラボ編集部 求職者支援訓練 認定機関が運営する情報メディア

株式会社ソフィアコミュニケーションズが運営する、退職・失業保険・仕事の悩みに特化した情報メディアです。
当社は独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構の認定を受け、求職者支援訓練(職業訓練校)を運営しています。グループ会社では人材紹介事業も展開しており、求職者の訓練から就職支援までを一貫してサポートしてきた実績があります。
現場で得た知見と、約600名のキャリアコンサルタントとの連携をもとに、制度の仕組みだけでなく「実際にどう動けばいいか」まで踏み込んだ情報をお届けします。
失業保険・傷病手当金に関する記事は、現役の社会保険労務士が監修しています。

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