「社員研修」と一口に言っても、その研修の目的や対象者によって様々なバリエーションがあるため、どのように研修を組むべきか悩むご担当者様も多いのではないでしょうか。最近では外部研修会社も増えており、社員研修を外部に委託して実施する企業も増えています。ここでは、外部研修会社を初めて利用しようと思っているご担当者様に向け、どのようなポイントで選ぶべきか、そのポイントや注意点についてお伝えします。
「社員研修」の種類と内容について
社員研修には様々な種類があります。まずは「社員研修」の種類とそれぞれの内容について、簡単に2つに分けてご紹介いたします。
①階層別研修
まずは、階層別に行われる研修です。代表的なものとしては、全社員、新入社員、中堅社員、管理職、役員と言われいてます。
例えば、全社員研修では企業の経営方針や新しいシステムやサービスの導入についてなど、社員全員が知っておくべきことを共有します。
新入社員研修では、ビジネスマナーや基本的な社内ルールの教育、その他経営理念の定着や社員同士のコミュニケーションを図る場として欠かせません。
管理職候補であり、入社して数年経った社員が受ける中堅社員研修では、モチベーションマネジメントや課題解決力を育てる内容など、管理職を見据えた内容が組まれることが多いです。
管理職研修は、部下の育成やチームマネジメント、コーチングや生産性向上などの内容に加え、ハラスメントに関する研修などが中心となります。
役員研修は、企業が属する業界や業種の今後の見通しや、経営戦略の構築などの内容が設定されます。
②職種別研修
職種別研修とは、事務職、営業職、マーケティング職、エンジニア職、経理職など職種ごとに必要な知識やスキルを学ぶ研修のことを指します。
例えば、事務職にはエクセルやワードなどのツールに関する研修や来客対応のためのビジネスマナーやおもてなしの研修、営業職には昨今の状況を踏まえオンライン営業のスキルを学ぶ研修、経理職には税務や経理、場合によっては簿記に関する研修を実施するなど、職種別に求められる様々な知識やスキルを学ぶための研修です。
外部研修とは

階層別研修や職種別研修で挙げた様々な研修を、全て社内研修で実施することは可能でしょうか。途方もない時間と労力がかかる他、社内の人材では実施が難しい内容もたくさんあり、まず無理でしょう。そこで、研修の目的や内容に応じて利用するべきが外部研修です。
外部研修とは、外部研修会社に委託して行う研修を指します。登壇する講師はその分野のプロや専門的な知識を持ち合わせた人が担当するため、社内にはない知識やノウハウを短期間で学ぶことが出来、より効果的な研修を実施することが出来ます。また、昨今急激に需要が高まっているオンライン研修や、大人数に対して実施する研修など、内容に限らず研修の規模や形態によってもプロの手を借りた方がスムーズに進めることが出来る場合もあります。
外部研修を利用するメリット・デメリット
それでは、外部研修を利用する際のメリットとデメリットをご紹介いたします。

<メリット>
①社内にはない知識やノウハウ、思考などをその分野のプロから学ぶことが出来る。
外部研修を利用する大きなメリットが自社では学ぶことの出来ない知識やノウハウ、思考などをその分野のプロから学ぶことが出来ることです。また、プロならではの話術