
失業保険をもらっている途中で仕事が決まったら、残りは全部なくなるの?



再就職手当って聞いたことあるけど、自分がもらえるのかわからない…
失業保険の受給中に就職が決まると、「せっかくの給付がゼロになるのでは」と不安になる方は少なくありません。
制度が複雑で、どこを見ればいいかもわかりにくいのが実情です。
結論からお伝えすると、失業保険は仕事が決まっても「全額ゼロ」にはなりません。



受給が止まるタイミングには明確なルールがあり、条件を満たせば残日数の60〜70%を「再就職手当」として一括で受け取れます。
この記事では、年間600名以上のキャリア支援実績をもとに、就職が決まったあとの失業保険の扱い・再就職手当の計算方法・申請手続きの流れまでをひとつずつ整理しました。
- 失業保険が止まるタイミングと「就職日」の定義
- 再就職手当の計算式・給付率60%と70%の分岐条件
- 全額受給vs早期再就職の損益シミュレーション
- 就職が決まったタイミング別の受給可否と手続きフロー
- 内定を報告しなかった場合の不正受給リスクとペナルティ



読み終えたあとには、自分の状況で再就職手当がいくらになるかを計算し、最適なタイミングで行動できる状態になります。
ちなみに…
もしあなたが、今から失業保険の申請準備をしようと思ってるなら、1人での申請はNGです。


必ず、以下の退職&失業保険サポート窓口を利用し、プロのサポート受けてください。





退職&失業保険サポート窓口は、数ある失業保険サポート会社の中でも、ダントツで信頼度の高い業者です。
「一括で30万円のサポート料金を支払い」と要求してくるサポート業者が多い中…
退職&失業保険サポート窓口は分割OK。5万円✖️5ヶ月のような支払い方法も可能です。
上記のように実績も豊富で、利用する場合は以下の流れで受給まで簡単に進めますよ。


「失業保険を申請したいけど、何もわからない」
「どうせ申請するなら、多く早くもらいたい」
このような方は、まず下からLINE無料診断で
自分がいくら受け取れるか?
をチェックしてみてください。


失業保険は仕事が決まったらどうなる?結論と3つのポイント


失業保険(基本手当)は仕事が決まった瞬間に全額消えるわけではありません。
「止まるタイミング」
「代わりにもらえるお金」
「いつまで受給できるか」
の3点を押さえれば、必要以上に不安を感じずに済みます。
失業保険は「失業している状態」に対して支給される手当です。



就職が決まれば受給は止まります。しかし、止まる日には明確なルールがあり、代わりに受け取れる一時金も用意されています。
それでは3つのポイントについて見ていきましょう。
原則は就職日の前日で受給が止まる
失業保険の受給が止まるのは「就職日の前日」です。内定が出た日ではありません。この点は誤解されやすいため、先に整理します。
失業保険(正式名称:雇用保険の基本手当)は、「失業の状態にある人」が対象の制度です。
雇用保険法では、就職していない日について基本手当を支給すると定めています。



雇用契約がスタートする日(=就職日)を境に、失業状態ではなくなります。
そのため、就職日以降は受給権が消える仕組みです。
就職日とは雇用契約の開始日を指します。内定通知を受け取った日でも、入社の意思を伝えた日でもありません。
たとえば2月1日に内定をもらい、入社日が3月1日なら、失業保険が止まるのは2月28日(入社日の前日)です。
失業保険は「失業の状態」にある日について支給されます。就職日の前日までが受給の対象期間です。
参考:厚生労働省「雇用保険制度の概要」
この「前日まで」というルールを知っているかどうかで、退職後の行動が変わります。
入社日の調整ひとつで受給額が数万円単位で変わるケースもあるため、就職活動と並行して入社日のスケジュールを意識しておくことが大切です。
ちなみに・・
1人で申請を進めると、ミスや不注意で最悪の場合には、受給ができないケースも…



今から失業保険を申請しようと思ってる方は、以下の退職&失業保険サポート窓口の力を借りることを推奨します。


以下の通り、この業者は業界でトップレベルに信頼性の高いサービスです。



実際にこのサポートを利用すると、1人で申請するより2倍以上の給付になる可能性もありますよ。


退職&失業保険サポート窓口を利用する場合は、以下の流れで受給まで進みます。


まずは、公式LINE追加をして、無料の受給診断で
自分がいくら失業保険を受け取れるか?
を確かめてみてください。


代わりに「再就職手当」を一時金で受け取れる
条件を満たせば「再就職手当」という一時金をまとめて受け取れます。失業保険が途中で止まっても、全額がゼロになるわけではありません。



再就職手当(早期再就職した人への報奨金)は、失業保険の残日数が一定以上ある段階で就職すると支給されます。
残りの給付額の60〜70%を一括で受け取れる制度です。
簡単にいえば「もらい残した失業保険の一部を一括で受け取れる制度」です。
金額の計算式や受給条件には細かいルールがあるため、詳しい数字は次のセクションで解説します。
再就職手当は、基本手当の受給資格がある人が早期に安定した職業に就いた場合に支給される一時金です。
参考:ハローワーク「再就職手当のご案内」
再就職手当は自動支給ではない
自分で申請しなければ支給されません。申請期限は就職日の翌日から1か月以内です。手続きを忘れると数十万円を受け取り損ねる可能性があるため、入社が決まったらすぐにハローワークへ連絡してください。
入社日の前日までは失業保険の受給を継続できる
内定が出ても、入社日の前日までは失業保険を受け取り続けることができます。「内定=即停止」ではありません。
入社日が1〜2か月先であれば、その間の認定日ごとに基本手当を受け取ることが可能です。ただし、2つの義務があります。
内定後も守るべき2つの義務
・認定日にハローワークへ来所して失業の認定を受けること
・就職が決まった事実をハローワークに報告すること
報告を怠ると不正受給に該当するリスクがあります(報告義務の詳細はこの記事の後半で解説します)。
「内定をもらってから入社日までの空白期間」
は、失業保険と再就職の準備を並行できる期間です。
この期間の使い方を知っているだけで、金銭的な安心感が大きく変わります。
再就職手当はいくらもらえる?計算式と具体例で解説


再就職手当の金額は「基本手当日額×支給残日数×給付率(60%または70%)」で計算できます。
早く再就職するほど給付率が高くなる仕組みのため、結果的に受け取れる金額が増えるケースも少なくありません。



再就職手当って、結局いくらもらえるの?



日額5,000円・残60日なら約21万円です。計算式で具体的に確認しましょう。
ちなみにですが、1人で申請を進めると、ミスや不注意で最悪の場合には、受給ができないケースも…



今から失業保険を申請しようと思ってる方は、以下の退職&失業保険サポート窓口の力を借りることを推奨します。


以下の通り、この業者は業界でトップレベルに信頼性の高いサービスです。



実際にこのサポートを利用すると、1人で申請するより2倍以上の給付になる可能性もありますよ。


退職&失業保険サポート窓口を利用する場合は、以下の流れで受給まで進みます。


まずは、公式LINE追加をして、無料の受給診断で
自分がいくら失業保険を受け取れるか?
を確かめてみてください。


再就職手当の計算式(基本手当日額×残日数×給付率)


再就職手当は、3つの数字を掛け合わせるだけで算出できます。
再就職手当の計算式
再就職手当 = 基本手当日額 × 支給残日数 × 給付率(60%または70%)
・基本手当日額:失業保険の1日あたりの支給額。離職前6か月の賃金合計÷180で算出した「賃金日額」に45〜80%の給付率を掛けた金額(雇用保険受給資格者証の19欄に記載)
・支給残日数:所定給付日数から、就職日の前日までに受給した日数を引いた残り
・給付率:残日数がどれだけ残っているかで60%か70%に分かれる
給付率の分岐条件は次のとおりです。
| 支給残日数の割合 | 給付率 |
|---|---|
| 所定給付日数の3分の2以上が残っている | 70% |
| 所定給付日数の3分の1以上が残っている | 60% |
| 所定給付日数の3分の1未満しか残っていない | 対象外(支給なし) |
早い段階で再就職するほど給付率は70%になり、手当が多くなります。逆に、残日数が3分の1を切ると再就職手当そのものを受け取れません。
日額5,000円・残90日で再就職した場合の受給額
同じ所定給付日数90日でも、再就職のタイミング次第で受給額に12万円以上の差が生まれます。
モデルケースで具体的に計算します。所定給付日数:90日、基本手当日額:5,000円の場合です。
支給残日数:90日 − 30日 = 60日
給付率:60日は90日の3分の2以上 → 70%
再就職手当:5,000円 × 60日 × 70% = 210,000円
支給残日数:90日 − 60日 = 30日
給付率:30日は90日の3分の1以上だが3分の2未満 → 60%
再就職手当:5,000円 × 30日 × 60% = 90,000円
| パターン | 受給済日数 | 支給残日数 | 給付率 | 再就職手当 |
|---|---|---|---|---|
| A(30日で再就職) | 30日 | 60日 | 70% | 210,000円 |
| B(60日で再就職) | 60日 | 30日 | 60% | 90,000円 |
パターンAとBの差額は120,000円です。30日早く再就職するだけで、再就職手当が12万円多くなる計算です。
ただし、パターンBでは60日分の基本手当(5,000円×30日分=15万円多く受給)を受け取っています。単純な損得比較は次のセクションで行います。



再就職手当の具体的なメリットや、受給にあたっての注意点については、こちらの公的機関による解説動画も非常に参考になります。
基本手当日額の上限は年齢区分で異なる


再就職手当の計算に使う基本手当日額には上限があります。年齢によって金額が変わるため、高年収の人ほど上限に引っかかりやすい仕組みです。
再就職手当の算定における基本手当日額の上限額は、通常の失業保険の上限とは別に設定されています。2025年8月1日改定の最新データは次のとおりです。
| 年齢区分 | 基本手当日額の上限(通常) | 再就職手当算定の上限 |
|---|---|---|
| 30歳未満 | 7,255円 | 6,570円 |
| 30〜44歳 | 8,055円 | 6,570円 |
| 45〜59歳 | 8,870円 | 6,570円 |
| 60〜64歳 | 7,623円 | 5,310円 |
上限額に注意
再就職手当の算定では59歳以下が一律6,570円が上限です。たとえば45歳で基本手当日額が8,000円の人は、通常の失業保険なら8,000円がそのまま支給されます。しかし再就職手当の計算では上限の6,570円が適用されます。
上限額は毎年8月1日に改定されます。受給時点の最新データを厚生労働省の基本手当日額等の案内ページで確認してください。
失業保険を全額もらうvs早期再就職|損益分岐シミュレーション
「失業保険を全部もらいきったほうが得」とは限りません。
再就職手当と再就職先の給与を合算すると、早期再就職のほうが経済的に有利になるケースがほとんどです。



せっかくの失業保険、最後までもらいきらないと損じゃない?



給与収入を含めた総額で比較すると、早期再就職のほうが有利なケースが大半です。
ちなみに・・
失業保険を1人で申請するよりも、申請サポート業者の力を借りる方が、受給額が大幅に増える可能性もあります。


実際に、上記の退職&失業保険サポート窓口を利用すれば…
1人で申請するより2倍の受給額になることも。


特に難しいことは、何も発生しません。
以下の流れに沿って、プロの指示を受けながら進めるだけでOKです。


まずは、公式LINE追加をして、無料の受給診断で
自分がいくら失業保険を受け取れるか?
を確かめてみてください。


全額受給・30日で再就職・60日で再就職の総額比較表
3パターンを並べると、失業保険だけの比較では「全額受給」が最も多いものの、差額は意外と小さいことがわかります。
モデルケース:所定給付日数90日、基本手当日額5,000円
| 項目 | A:90日全額受給 | B:30日で再就職 | C:60日で再就職 |
|---|---|---|---|
| 基本手当の受給額 | 450,000円 | 150,000円 | 300,000円 |
| 再就職手当 | 0円 | 210,000円 | 90,000円 |
| 給付金の合計 | 450,000円 | 360,000円 | 390,000円 |
| 全額受給との差額 | — | −90,000円 | −60,000円 |
給付金だけを見ると、全額受給が最も多い結果です。
しかし、この表には再就職後の「給与収入」が含まれていません。次のH3で、給与を加えたトータル収入を比較します。
「早期再就職=損」が逆転する月収換算の分岐点


月収20万円以上の仕事に就くなら、30日で再就職したパターンBが90日目には全額受給を上回ります。
前のH3の数字に、再就職後の給与収入を加えてみます。再就職先の月収を20万円(手取りベース)と仮定します。
| 項目 | A:90日全額受給 | B:30日で再就職 |
|---|---|---|
| 給付金の合計 | 450,000円 | 360,000円 |
| 再就職後の給与(90日間で比較) | 0円(まだ無職) | 20万円×2か月=400,000円 |
| 90日間のトータル収入 | 450,000円 | 760,000円 |
パターンBは給付金だけなら9万円少ないものの、再就職後の給与を足すと90日間のトータル収入は76万円になります。パターンAの45万円を31万円上回ります。
失業保険の日額5,000円(月額約15万円)よりも、再就職先の月収20万円のほうが高いことが理由です。
再就職先の月収が失業保険の月額を上回る限り、早く就職するほどトータル収入は増える構造です。
支援機関としての見解
年間600名以上のキャリア支援を行うなかで、「失業保険をもらいきってから就職したい」という相談は多く寄せられます。しかし、再就職手当と給与収入を含めたトータルで比較すると、月収が基本手当の月額(日額×30日)を上回る仕事に就く場合は、早期再就職のほうが経済的に有利です。制度の全体像を把握したうえで判断することが重要です。
自己都合退職者は給付制限短縮で早期再就職がさらに有利に


2025年4月の雇用保険法改正で、自己都合退職の給付制限が2か月から1か月に短縮されました。なお、給付制限中の生活費が心配な方は、傷病手当金と失業保険を組み合わせた受給の仕組みを活用することで受給総額を最大化できる可能性があります。無収入の期間が1か月減り、早期再就職のメリットがさらに大きくなっています。
| 項目 | 改正前(2025年3月以前) | 改正後(2025年4月以降) |
|---|---|---|
| 給付制限期間 | 原則2か月 | 原則1か月 |
| 受給開始までの目安 | 約2か月半 | 約1か月半 |



2025年4月からの法改正による「給付制限の短縮」の背景や仕組みについては、専門家が以下の動画で詳しく解説しています。
給付制限が1か月短くなったことで、「失業保険を待っている間の無収入期間」が減ります。早期に再就職して給与収入を得るほうが、以前よりもさらに合理的な選択になりました。
例外:3か月の給付制限が適用されるケース
過去5年以内に3回以上の自己都合退職をしている場合は、従来どおり3か月の給付制限が適用されます。自分の離職歴を確認したうえで判断してください。
2025年4月1日以降、自己都合退職者の給付制限期間は原則2か月から1か月に短縮されます。
参考:厚生労働省「雇用保険法改正に関する案内」
仕事が決まったタイミング別|受給可否と手続きフロー
再就職手当をもらえるかどうかは「いつ仕事が決まったか」で大きく変わります。
タイミングが1日ずれるだけで、受給可否が逆転するケースもあります。



就職が決まったタイミングで、もらえるお金が変わるの?



はい。退職前・待期期間中・給付制限中・受給中の4パターンで条件が異なります。
退職前に内定済み → 再就職手当の対象外
退職する前にすでに内定が出ている場合、再就職手当は受け取れません。これは制度の根本に関わるルールです。
再就職手当は「失業状態から再就職した」ことに対して支給されます。
退職前に就職先が決まっていた場合、「失業→再就職」という流れが成立しないため対象外です。
受給資格決定日より前の内定も対象外
退職後であっても、ハローワークに行く前に内定が出ていれば再就職手当の対象にはなりません。受給資格決定日(ハローワークに離職票を持って初めて来所し、求職の申込みをした日)より前の内定は対象外です。
「退職日と入社日の間が空いているから大丈夫」と考えるのは早計です。
内定の時期が受給資格決定日より前かどうかが判断基準となります。退職前に内定が出そうな場合は、入社日の調整についてハローワークに事前相談してください。
待期期間7日間に決定 → 受給も手当も不可
受給資格決定後の最初の7日間(待期期間)に就職が決まった場合、基本手当も再就職手当も受け取れません。
待期期間とは、ハローワークに離職票を提出して求職の申込みをした日から連続7日間を指します。
本当に失業状態にあるかを確認するための期間であり、原則として仕事をしてはいけないルールです。
この7日間に就職が決まると、まだ「失業の認定」を受けていない状態です。
基本手当の受給権が発生せず、再就職手当も待期期間満了が支給要件のひとつであるため、対象外となります。
給付制限中に決定 → 就職経路により条件が異なる
給付制限期間中に就職が決まった場合、最初の1か月間は「就職経路」によって受給可否が変わります。
| 就職のタイミング | 就職経路の条件 |
|---|---|
| 待期満了後の最初の1か月間 | ハローワークまたは許可を受けた職業紹介事業者の紹介による就職のみ対象 |
| 1か月経過後 | 就職経路を問わず対象(自己応募、転職サイト経由もOK) |
「許可を受けた職業紹介事業者」とは、厚生労働大臣の許可を受けた転職エージェントを指します。
転職サイトで自分から直接応募した場合は該当しないため注意してください。
給付制限中に転職活動をする場合は、就職経路を意識しておくと損をしません。
受給中に決定 → ハローワークへの報告手順


受給中に就職が決まったら、すぐにハローワークへ電話連絡し、所定の手続きを踏む必要があります。
- 就職が決まったらすぐにハローワークへ電話連絡する:内定日当日または翌営業日
- 就職日の前日にハローワークへ来所する:最終の失業認定を受ける
- 採用証明書を提出する:「雇用保険受給者のしおり」に同封されている書類。就職先に記入してもらう
- 再就職手当支給申請書を受け取る:来所時にハローワークから交付される
- 就職先の事業主に申請書を記入してもらう
- 就職日の翌日から1か月以内に申請書をハローワークへ提出する:郵送も可


ステップ6の期限に注意
就職日の翌日から1か月以内に提出しないと、原則として再就職手当を受け取れなくなります。入社直後は忙しく後回しにしがちですが、この期限は厳守してください。
書類の不備で差し戻しになるケースもあります。
提出前に、ハローワークの窓口で記載内容を確認してもらうのが確実です。
自分がどのパターンに該当するか判断が難しい場合は、専門家に相談しておくと安心です。
特に退職後の準備不足で後悔しないために、退職後に活用できる給付金制度の全体像を事前に確認しておくことをおすすめします。
内定報告しないで失業保険の受給を続けたらどうなる?


内定を報告しないまま受給を続けると、不正受給として発覚した時点で受給額の最大3倍の返還を求められます。



内定を黙っていたらどうなるの?バレないんじゃ…



雇用保険の加入記録で自動的に発覚します。最大で受給額の3倍の返還義務が生じます。
発覚ルートは雇用保険の加入記録照合
就職先で雇用保険に加入した時点で、ハローワークのシステム上で記録が自動照合されます。手動で調べなくても、データベース上で矛盾が検出される仕組みです。
雇用保険の被保険者情報は全国のハローワークで共有されています。



就職先の会社が雇用保険に加入させると、その情報がシステムに登録されます。
失業保険の受給記録と重なったタイミングで、矛盾が自動的に検出されます。
週20時間以上の雇用契約がある場合、会社は法律上、雇用保険に加入させる義務があります。
未加入は会社側の法律違反となるため、正規の雇用で加入を避けることは現実的に困難です。
また、元同僚や知人からの通報で発覚するケースも報告されています。ハローワークは匿名の情報提供にも対応しています。
ペナルティは受給額の3倍返し(納付命令)


不正受給が発覚した場合のペナルティは、不正に受給した金額の返還+その2倍の納付命令です。合計すると受給額の最大3倍を支払う義務が発生します。
・支給停止:不正行為があった日以降の基本手当は一切支給されない
・返還命令:不正に受給した金額の全額返還
・納付命令:不正受給額の2倍以下の金額の納付
返還命令(不正受給額):300,000円
納付命令(不正受給額の2倍):600,000円
合計:900,000円
※さらに返還・納付が完了するまで年5%の延滞金が加算されます。悪質と判断された場合は詐欺罪(刑法246条)での刑事告発もありえます。
不正に受給した基本手当等の返還が命ぜられ、さらに不正受給額の2倍に相当する額以下の金額の納付(いわゆる「3倍返し」)が命ぜられます。
参考:ハローワーク「不正受給について」
再就職手当を正規に申請すれば数十万円を受け取れる可能性があります。リスクを踏まえると、正規の手続きで申請するほうが合理的です。
自己申告なら返還のみで済むケースもある
不正受給に気づいた時点でハローワークに自己申告すれば、納付命令(2倍部分)が免除されるケースがあります。
短期のアルバイトを「就職」に該当しないと自己判断してしまい、結果的に不正受給になっていたケースは実際にあります。
ハローワークの調査が入る前に自分から申告すれば、不正受給額の返還のみで済む可能性があります。
2倍部分の納付命令は、主に悪質と判断された場合に適用されるものです。
自己申告の手順
1.最寄りのハローワーク窓口に電話または来所する
2.「受給中に就職(またはアルバイト)をしていた事実を申告したい」と伝える
3.職員の指示に従い、必要書類を提出する
4.不正受給分の返還手続きを行う
不安を抱え続けるよりも、早めに申告して正しい手続きに戻るほうが、金銭的にも精神的にも負担が軽くなります。
失業保険は仕事が決まったらもらえない?よくある質問
本編で扱いきれなかった疑問をQ&A形式でまとめました。
自分の状況に当てはまる項目がないか確認してください。
入社日が2か月先でも受給は続く?
入社日の前日までは基本手当の受給を継続できます。入社日が2か月先であれば、その間の認定日にハローワークへ来所し、失業の認定を受ければ問題ありません。
ただし、入社日が確定していることをハローワークに報告する義務があります。報告を怠ると後日トラブルになる可能性があるため、内定が出たらすぐに連絡してください。
認定日ごとに求職活動実績の報告も引き続き必要です。入社日が決まっている場合でも、認定日には来所して所定の手続きを行ってください。
パート・アルバイトが決まっても停止される?
週20時間以上の雇用契約であれば「就職」とみなされ、基本手当は停止されます。週20時間未満であれば、受給自体は続けられます。
| 雇用形態 | 週の労働時間 | 扱い | 基本手当への影響 |
|---|---|---|---|
| パート・アルバイト | 20時間以上 | 「就職」 | 停止 |
| パート・アルバイト | 20時間未満 | 「就労」 | 働いた日の手当が減額または不支給(受給自体は継続) |
週20時間未満の場合でも、働いた日数や収入額に応じて基本手当が減額されます。アルバイトをする場合は、失業認定申告書への記載を忘れないでください。
派遣・契約社員は再就職手当の対象になる?
「1年を超えて引き続き雇用されることが確実であること」を満たせば、派遣社員や契約社員でも対象になります。
ただし、契約期間が1年以下だと「確実」とみなされず、対象外になるケースが多いのが現実です。「更新の可能性がある」だけでは不十分です。
契約書に1年を超える雇用の見込みが明記されているか、雇い止めの可能性がないことが客観的に認められる必要があります。
派遣社員の場合、契約は3か月や6か月単位で更新されるケースが多く、1年超の雇用が「確実」とまでは言い切れないことが一般的です。該当する人はハローワークに個別相談してください。
再就職手当の申請期限は就職日から1か月
再就職手当の申請期限は、就職日の翌日から1か月以内です。この期限を過ぎると、原則として手当を受け取れなくなります。
申請に必要な書類
・再就職手当支給申請書(ハローワークから交付。就職先の事業主の証明が必要)
・採用証明書(「雇用保険受給者のしおり」に同封。就職先で記入してもらう)
・雇用保険受給資格者証
入社直後は研修で忙しくなりがちですが、1か月の申請期限は厳格に運用されています。入社初日に総務・人事部門へ相談しておくとスムーズです。
再就職手当はいつ振り込まれる?
申請書の提出から約1〜2か月で指定口座に振り込まれるのが一般的です。
| 状況 | 振込までの目安 |
|---|---|
| 書類に不備がない場合 | 提出から約1か月 |
| 書類の不備や確認事項がある場合 | 1か月半〜2か月 |
記入漏れや事業主の押印忘れが多いトラブルです。提出前にすべての項目が記入されているか確認してください。
再就職後に給与が下がったら就業促進定着手当で補填できる
再就職手当を受給した人が、再就職先で6か月働いた後に前職より給与が下がっていた場合、差額を補填する「就業促進定着手当」を申請できます。
この制度は再就職手当の受給者だけが対象です。再就職手当を申請していない場合は利用できません。
・計算式:(前職の賃金日額 − 再就職先の賃金日額)× 再就職後6か月間の賃金支払基礎日数
・対象者:再就職手当を受給した人
・支給条件:再就職先で6か月間働き、前職より賃金が低下している
・上限額:基本手当日額 × 支給残日数 × 20%(2025年4月改正。改正前は40%)
・申請期限:再就職した日から6か月経過後の翌日から2か月以内
申請期限が「6か月+2か月」と長いため、再就職直後に忘れてしまう人も少なくありません。再就職手当を受け取った人は、入社6か月後にこの制度を思い出せるようカレンダーに記録しておくことをおすすめします。
就業促進定着手当の詳細はハローワークの公式案内で確認できます。
参考:ハローワーク「就業促進定着手当のご案内」
まとめ|仕事が決まっても失業保険は「全額ゼロ」にならない
失業保険は仕事が決まると受給が止まりますが、再就職手当や就業促進定着手当など、代わりに受け取れる制度が用意されています。
この記事のポイント
・失業保険が止まるのは「就職日の前日」。内定日ではない
・再就職手当で残日数の60〜70%を一括受給できる
・給与を含めたトータル収入では、早期再就職のほうが有利なケースが大半
・再就職手当の申請期限は就職日の翌日から1か月以内
・内定を報告しないと最大3倍の返還義務が発生する
まずやるべきことは、以下の退職&失業保険サポート窓口に相談することです。
LINE無料診断では、「自分がいくら受け取れるか」も確認できます。



まだこれから失業保険を申請しようと思ってる方は、かなりラッキーです。
以下の流れでプロの指示に沿って進めるだけで、失業保険を受け取ることができます。




この記事は以下の公的情報をもとに、社会保険労務士の監修を経て作成しています。
(情報の確認日:2026年)






