企業研修

目次

企業研修におけるマネジメント

企業研修 マネジメント

マネジメントとは、企業が組織の成果を上げるために経営資源(ヒト・モノ・カネ)を効率的に活用し、リスク管理のもと「目標」の達成を目指すことです。

マネジメントは「経営」や「管理」を意味し、これがビジネスシーンに転用されました。現在の企業におけるマネジメントとは、「経営管理」や「組織運営」といった意味となります。

なぜ、企業にはマネジメントが必要なのでしょうか。それはマネジメントが企業の持続的な発展に欠かせないからです。企業研修では、マネジメントにおけるポイント3点を押さえた研修を行いましょう!

・組織を発展させるために、既存人材の能力を発揮する活躍の場を与える。

・組織が果たすべき目標を把握し目標達成のための組織運営を実施する。

・従業員を、成果を最大化できるような人材に育成する。

また、企業・組織は「社会貢献」を行うことも重要です。

自社の業績向上を目指すだけでなく、マネジメントを通して「社会貢献」することが組織の責任でもあるのでその施策も考えていきましょう。

今回はマネジメントについて、今時の若者に効果的なマネジメント法と新人研修の重要性をお話しします。まずはマネジメント法について3つご紹介します。

マネジメント手法

企業研修 マネジメント

1.キャリアデザインレインボー

キャリアデザインには、各個人の仕事をする社員としてだけでなくプライベートも含めて、虹色のように多種多様な役割を持っている「ライフキャリアレインボー」という考え方があります。

キャリア=「仕事」と考えがちですが、年齢を重ねるに連れて結婚や出産、育児など人生において主軸となる出来事が増えてきます。

そのため、キャリアデザインを描く中で仕事上のことだけで考えてしまうのは効果的ではなく、プライベートも踏まえて理想の姿を上司と部下で作り上げていく。このような人材育成のマネジメント手法が現在求められています。

2.ゴールデンサークル理論

ゴールデンサークル理論とは、マーケティングコンサルタントであるサイモンネック氏が提唱したマネジメント手法です。

これは、「Why:なぜ」「How:どうやって」「What:何を」の順で想いを伝えることで、相手からの共感を得ることができるというもので、マネジメントの方法としても注目を集めています。

日々の業務でWhyを深掘りすることができておらず、HowやWhatに焦点を当ててしまいがちではないでしょうか。人を育成する上で大切なことは「Why:なぜ」を確認した上で指導することです。

どうしてその方法や手段に行き着いたのかをはじめに確認することで、HowやWhatに問題があった際に、どこで誤った考え方をしてしまったかがすぐに判断できます。

また、「なぜ」は部下の感情が入り込む部分でもあるため、指導される側も自分の考えを尊重してくれる上司と認識してくれるのです。組織の人間関係も同時に築けるマネジメント手法です。

3.Will・Can・Mast

旧来型のマネジメントは「Will:どうなりたい」だけを聞くことが多いですが、今時の若者は特に何がやりたいという訳ではない傾向にあります。自分の能力を活かす仕事をしたいと思っている人もいれば、自分の能力開発に繋がる仕事をしたいと思っている人もいるかもしれません。

また、期待されることが重要で、やりたいことは特にないという人もいます。そのため、目標設定時などに各メンバーの志向性や特徴を正しく把握し、Will・Can・Mustのバランスを適切に設定することがマネジメントをする上で重要です。

・Willは本人の意思・やりたいこと。
・Canは本人の能力。
・Mustは期待する業務・ミッション。

このバランスが崩れることで自分のやりたいことができない、と感じてしまったり期待されていないと悲観的になったりしてしまいます。組織全体で同じ方向を向いて一緒に仕事を行うためにも、このマネジメント手法はおすすめです。

ここまでマネジメントの重要性をお伝えしてきました。一般的にマネジメント研修は、管理職の育成のために行われます。マネジメントにおける「部下の育成スキル」「組織を形成・強化するスキル」「経営スキル」の3つは非常に重要です。

そこにプラスアルファで新人視点のマネジメントも取り入れていくと、さらに組織の団結力がアップします!ここからは新入社員研修についての具体的な例を含めてご紹介いたします。

引用:https://schoo.jp/biz/column/314#section01 
引用:https://www.hrpro.co.jp/series_detail.php