専門家紹介
■氏名:小林誠
■保有資格:中小企業診断士・情報処理技術者
■専門分野:ITによる経営の効率化
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https://specialist.mirasapo.jp/consul/pro/0035F00000yJ2F7QAK
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企業紹介
■会社名:株式会社オフィスアール
■業種:サービス業(資本金:1,000万円)
■創業:平成2年
■企業概要:芸能プロダクション
支援概要
支援の経緯
本企業は、平成2年に創業し、多数の有名ナレーターを擁する芸能プロダクションである。ナレーター派遣以外にも、多角的に事業を展開しているが、社内の人員が不足しており、業務の効率化が図れていいないため、本業以外の分野で成果が出ていない状況である。今後も、事業の多角化で本企業を成長させたいと考えているが、どの事業を中心に経営を行っていくべきか、決定しかねていた。そこで、経営効率化や事業計画の策定についてアドバイスがほしいと当機関(TOKYO中小企業活性化プラットフォーム)に相談があった。
派遣元機関による実施内容と専門家選定理由
当機関(TOKYO中小企業活性化プラットフォーム)がヒアリングをしたところ、本企業の中核でもある「ナレーター派遣」業務において、事務手続き等が煩雑であること、担当マネージャーに業務が集中してしまっている現状が判明した。この状況を改善するために、ITの活用により業務効率化だけではなく、多角化の一環として展開している「スクール事業」を独立させて、事業をさらに発展させたいという意向も持っており、専門的見地からのアドバイスが必要であると判断。そのため、中行企業診断士の資格を有し、IT活用した経営力強化の支援実績の豊富な本専門家に依頼した。
専門家による具体的な支援内容
本企業の経営及び事業多角化への状況をヒアリングしていく中で、最終的に「スクール事業」を独立させることが、業務の効率化及び本企業の事業多角化を図る上で、最も大きな効果が得られると判断。具体的な支援につていは、創業の際に受けられる金融機関融資や自治体の支援制度についての説明に加え、既存業務の効率化化も図るため、顧客管理システム等のITツールの概要と補助金制度についてもアドバイスを行った。また、本企業とのシナジー効果を十分に発揮できるよう、ターゲットとなる顧客がバッティングしないよう差別化した上で、スクール講師は、本企業からナレーターを派遣するなど、事業計画の素案の作成を支援した。
成果
本依頼者は、社名を「株式会社Double.」とし、平成30年内のスクール事業の独立創業を予定することとなった。顧客ターゲットとしては、プロの実況ナレーター志望の方以外にも、広く一般のビジネスパーソン、就職時期の学生、婚活を行おうとしている適齢期の男女など、会話力、コミュニケーション力、立ち居振る舞いの印象をアップさせたい人向けに、事業を展開する方針を策定した。今回の独立創業により、既存の芸能プロダクションとのシナジーを発揮し、大きく成長させることが期待できる。
専門家・事業者の声
専門家より
創業の検討においては、様々な事業への意欲と可能性を検討する中で、依頼者自身が持つ経験と強み、人脈を最も重視した。既存の競合との差別化を意識しつつ、個性を活かす計画の作成を支援した。
事業者より
私の漠然としていた考えに対し的確なアドバイスを頂き大変感謝しております。現事業の作業効率化だけではなく、新規事業についてなかなか方向性がまとまらず足踏みしておりましたが背中を押して頂きました。そして、同業者との差別化から顧客管理システムなどこれから必要になる経営管理面のサポートまで考えて頂き、専門家の方に話しを伺う事が非常に重要だと実感しております。